在学中にはチャペルに足を踏み入れたことすらなかったのですが、酔狂にも母校のクリスマス・イヴ礼拝なぞに行ってきました。
キリスト教、というか宗教というものについてはいろいろ思うところもありつつ、そのへんは語りだすとアレなのでおくとして。

現場に行ってから、ああそうだった、と思い出したことがあります。礼拝ってヤツはけっこう忙しいのです。法事ならじっと正座してお経を聞いていればすみますが、こちらは立ったり座ったり、その上歌まで歌わされるのです。キライじゃないのでかまいませんが、や、むしろ歌は好きですが。

聖歌を歌うのは十年ぶりくらいです(この前は友人の結婚式でした)。昔は楽譜どおりの高さで歌えたのに、今やオクターブ下の方がラクになってました。
カラオケで男性の歌ばっかり歌っているので、そーだろーなあとは思っていたものの、実際に譜面を見ながらだといささかセツナイものがありました。女性のアルトの声域の一番低い音よりまだ下が普通に出るってのはいかがなものでしょうか。
それから、譜面を読む力が落ちてます。シャープやフラットが二つくらいまでの楽譜なら、昔はがんがん初見で歌えたのに。いくら若いころに身につけたものでも、時々は練習しないとダメになる一方、ってことですね。
隣の席にいたお兄さんがグリークラブあたりのOBだったようで、イイ声でがっつり歌ってたのがちょっとうらやましかったです。次は練習していくかなあ(笑)。



満月のクリスマス・イヴでした。どんなに豪華に飾りつけたツリーより、私はここの、何色かの電球を飾っただけのヒマラヤ杉を愛しています。