スーパードルフィーをめぐる日記と雑記
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前回チラッと写っていた着物で、「小夜子のおしゃれ手帖」にひさしぶりの新しいページを作りました。
「らびりんす」
お楽しみいただければ幸いです。
今回のロケ地は珍しく都内を離れまして、熱海です。
「起雲閣」という建物の、昭和初期に建てられた洋館部分の画像を使っています。
上のページにもちょっと書きましたが、チューダー式の部屋の隅に床の間っぽい空間が作られていたり、洋間の天井が折上格天井(しかも欄間は中華風!)だったりと、カオスというかフリーダムというか、たいへん愉快な建物でした。
根津嘉一郎というともっとこう、「洗練された趣味人」みたいなイメージを、勝手に持ってたんですが、実はけっこう面白い人だったのかもしれませんね。
きわめつけは、この「ローマ風呂」。おぉ豪華☆
…これ、個人の別荘のお風呂場ですよ? 旅館じゃないのよ?(※)
そういえば、建物のそこここにボランティアガイドのおじさんがいまして、中のひとりが、舟橋聖一の「雪夫人絵図」を映画化したとき、有名な入浴シーンをこのローマ風呂で撮ったと説明してくれたのですが…。
この年代で舟橋聖一、普通は知らないと思うなあ(私はたまたま、学生の頃に読んでましたが)。そんな年代の人に見えたんだろうか、とあとでちょっとだけへこんだ、さざなみでした。
※…建主が手放したあとは旅館になっていた時期もあったそうです。むべなるかな。
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